2023年9月30日土曜日

山入らば

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この歌は大浜部落を代表する特有の民謡で音曲も軽快に飛び立つような唄である。特に農産物豊穣の実況を十二分に描写している勧農の民謡として農業社会に大いに愛唱されている。 (八重山民謡誌より) (詠人知らず) 新城寛三著 八重山古典民謡歌詞集 より

   山に入るなら山に行き、薪を取って来て炊事をして妹の為に加勢する


*(お囃子 各番共通)

イサガ ションカネ ヤマウタキニ  ヤマヘール ラッ  チュンナーマヤウ


   畑に行くなら作物の除草をして兄さんの為に加勢する
    原(ハル)= 畑
    そーるん → そーり= 除草する

   麦が稔ったら麦の稔っている状態はクバ笠や手などにザラザラ音を立てる位に稔っている


   稲が稔ったら稲の稔っている様子は、あたかも数珠玉のように太く固い


   栗の稔ったら、栗の稔っている様子は、枝サンゴのように


   芋の稔ったら、芋の稔っているさまは、地表に点々と突き出てくる


   山桃を折るならば、実の付きの多い枝から折るように


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